World advance 

シコシコアナキスト日誌

スポンサーサイト

Category: スポンサー広告  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


新しいエジプト

Category: 未分類  
20年近く、東エルサレムやイスラエル側に住み続ける、中東の浪速節・美恵子さんからの
3月3日のメールです。

600_ap_cairo_110126.jpg


カイロからお便りします。エジプトは初めてです。
ムバラク時代にはマークされるのが怖くて来れなかったのです。

カイロでは毎日、デモがあります。
タハリール広場ではテントに寝泊りしている人達がまだたくさんいます。
昼間は静かですが、夜になると仕事が終わって皆広場に集合してきます。
『アフマッド・シャフィーク、家帰れ。』と怒鳴っている集団もいます。
タハリール広場のみでデモをしているのではなく、道を歩くたびにデモを見ます。
銀行の前でのデモを見ました。『銀行の頭首を降ろせ。銀行員の給料を上げろ』などのスローガンでした。

今朝は職業安定所前で、デモがありました。失業手当がきちんと払われていないことに対するデモです。
この職業安定所の座り込みデモは夜になった今でもまだ続いています。
皆家族一家連れで毛布を持って来ていて、路上で食事をし、寝泊りしています。
根性が入っています。彼らは要求が受け入れられるまで帰らないつもりです。
素晴らしいです。

夜、彼らの警備に当たっている軍隊の1人が近くのお茶屋に来ました。
コーヒーをすすって暖をとっている私に、『どこから来たの?』と、笑顔で話しかけてきました。
『僕は嬉しいんだ、こうやって民衆が不満を口に出して言えることが』 と、
自分の職業を忘れてしんみりと言いました。

『私も嬉しいよ』 というと『ありがとう』と返って来ました。
お茶屋のおじさんは、『まだだめだ。でもあと3年、5年したらもっと良くなるよ。』と、希望を持って言っていました。

ministry of archaeology 考古学の省の前でもデモがありました。座り込みをしている人も数人います。
参加している人から聞いて分かった限り、考古学関係の仕事をしている人の給料を上げろ、仕事が無い場合は、失業補償をしろという要求です。

プラカードを持っている人、大声で怒鳴っている人、数百人のデモです。座り込んでいる人にインタビューすると快く返答してくれました。

考古学省の建物の前に止まっている豪華な車に大変な人だかりがあり、
車の中にいる2人に向かって、皆大声で怒鳴ったり、大声で話しかけたりしていました。
中にいるのは考古学省(他に言い方あると思いますが。)のトップの人たちでした。
トップがどのような対応を取っているのか見たくて、軽く100人はいる群れの中、
人ごみをよじ分け、開いていた前席の窓に群がっている集団の最前まで行きました。
外国人の私をみたデモ隊たちは私を喜んで前に通してくれました。エジプトが好きになりました。

『すみません、1つだけ質問があります。あなた方はこれらの人々の要求に対して考慮するつもりですか?』
と聞きました。返答は笑顔で、『はい』でした。

他にも、Ministry  Of Education の前でデモをしている学生達を見ました。『教育システムを変えろ。すべての国民に教育を!』もっとあります。
国立病院の職員達の座り込みのストライキ。
看護婦さんたちが看護服を着たままで、Ministry Of Health の門の前で座り込みのストライキ。門の中側には上層部の困惑した顔。門を開けようと皆が門の鎖をがちゃがちゃいわせて潰そうとしたので、軍隊たちが走ってやってきました。彼らは発砲しなかったし、暴力は一切ふるいませんでした。
写真を撮ろうとしていると、怒った看護婦の長のようなおばさんが私に殴りかかるような勢いで
『写真なんか撮るんじゃないよ』、ときたので諦めました。

ムバラク時代には許されなかった言動の自由。
30年の間、人々の胸の中に溜められていた政治の主権者、政府機関のリーダー、会社の頭首に対する不満が、
今皆の心の中から噴出しています。

頑張れ、エジプト。

美恵子

スポンサーサイト


Comments

Leave a Comment

プロフィール

志賀直輝 

Author:志賀直輝 


志賀直輝 a.k.a. kitou seishi


海外逃亡をへて4年ぶりの糞賃労働の日々。パートナーの出産と共に主夫強制引退。現在は、育児と保守的な職場内で闘争実施中。近い将来は、子連れ狼になりたい。


と思っていたが、原発事故によって一寸先は闇、現在、原発猛反対中。文字通り、お先まっくろ(アナキスト)でございます。どいつもこいつも、金、金、金、みんなでアナーキーに生きるしかない!原発や原爆の原料になるウランのある山を畏怖し近かづかなかったインディヘナたちは、7世代先の子どもたちのことまで考えていたらしい。っていうんだから、アナーキーかつインディヘナなように!

最近の記事
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。