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シコシコアナキスト日誌

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バンコクの刑務所へゆこう

Category: 未分類   Tags: バンコク  
 おとつい、バンコク市内にあるバンクワン刑務所にいる邦人の面会に行って来た。同じ宿にいた将来検事を目指す邦人学生も誘って一緒にいった。この刑務所には、現在8人の邦人が長期滞在している。

 みんなドラッグの輸出に失敗して捕まった人々だ。その大半は、地元のヤクザ(兼業警官)に騙されて捕まっている。中には、学費を稼ぐために運び屋を引き受けた人もいる。

 ある二人組みの邦人男性はタイの女性に声をかけられ、ヘロインの運び屋を引き受けた。しかし、空港内で警官が写真をもっていてそのまま逮捕されたという。これは、明らかにタイ女性と警官がグルだったということがわかる。
 このとき、逮捕された一人はヘロイン純度検査で、所持していたヘロイン1.5キログラムの内220グラムしか本物のヘロインが入っていなかったという。また、もう一人は1.5キロのうち、26グラムしか入っていなかった。残りは、小麦粉だという。この状態にもかかわらず、彼らの刑は終身刑だという。

 この背景には、ドラッグ所持者検挙に対する報奨金が目的であるといわれていた。この報奨金を出していたのは、ほかでもなくア・メ・リ・カであります。じぶんの国はドラッグばら撒き放題なのに、おかしなことしやがります。ここにも、またアメリカの影がありんす。
(ちなみにこの報奨金制度は数年前になくなったらしい)

 俺が面会で話した男性は、もう11年この刑務所にいる。彼は学費を稼ぐために運び屋を引き受け逮捕された。将来の道はかなりエリートコースだったという(彼らの精神的サポートをするタイ仏教の邦人坊さんから聞いた話)。

 この日はあまり事件のことには触れず、彼の話を聞こうと思っていた。彼は、マシンガンのようにひたすら話をしてくれた。とにかく、外のことを聞かれた。また外部の人と話ができてうれしくて仕方ない様子だった。彼は、とても明るく穏やかな人だった。

 次第に打ち解けてきたので、こちらからも質問してみた。まず、刑務所内の様子を聞いてみた。

 最近はだいぶ落ち着いてきたらしいのだが、シャブ、ヤーバー、ガンジャが普通に出回ってるらしい。みんなお金をだして買っている。ちなみにシャブに使われる注射器はボールペンに針をさして注入するらしい。だから、みんな真っ黒になるといっていた。中にはシャブがなくなると味の素で代用させる人もいるらしい。これには、爆笑した。

 また、刑務所内には、バクチ場もあるという。ここでショバ代をとるのは、他でもなく天下の看守さまだ。タイの金持ちなヤクザさんたちが日々大金をかけてバクチしているという。時には、カジノあらしがあるとも語っていた。監獄ムービーを上回る話に、僕のパンツはぬれぬれでした。

 その他に、刑務所内の年末のお祭りでは、おかまの刑務所と合同でパーティを行うらしい。舞台には、綺麗なおかまのねーさんがセクシーなダンスをしているらしい。看守さまも下半身を握って大喜びだという。
 また、もし気に入った子がいたら裏の小屋にいってセックスを楽しむという。ショートタイムで500バーツから1000バーツ(1500円から3000円)。これはシャバより少し安い相場。ちなみにバンコクのお風呂で平均3000円ぐらいか。
 みんなひさしぶりのセックスに1手で王手されてしまうと語っていた。また日常的な性問題は、金のない囚人が金を稼ぐためにケツを売っている。100バーツから200バーツ(300円から600バーツ)。刑務所内にはコンドームも販売されているとの話。

 彼との話で、俺が一番興味をひいた話がある。それは、ついこの間タイで起きたクーデターの時のことだ。(刑務所内には、テレビがあるため常に外部の情報がはっている。)バンクワン刑務所じゃない他の刑務所内で、クーデターに便乗して囚人が看守さまを人質にとり暴動を起こしたという。この話は、まったくニュースで聞いていない。
 シャバでは、軍人や戦車と一緒に記念撮影をする一般市
民たち。しかし、一生を檻の中で過ごさなきゃいけない囚人たちには、またとないチャンスだったのだろう。でも残念ながらこのムショ内革命は失敗に終わってしまったという。

 また刑務所内には、精神障害者、知的障害者、身体障害などが一色単に健常者と一緒の扱いをうけているという。見方によれば、差別がないっていうのかもしれない。しかし、障害者には歴然とハンディーがある。障害者のハンディーを考慮しないってのは、明らかに社会から隔離しているとしかいえない。

 障害者だけでなく刑務所長期滞在者の大半が同じことだ。刑務所は「囚人」を社会に復帰させることなんて微塵も考えていない。なぜなら、刑務所側は「囚人」にある程度好きなことをさせ、その代わり死ぬまで刑務所から出させない。これは、社会不適合者の隔離施設としかいいようがない。
 一度でも「犯罪」(政府がいうところの)を犯したら、一生、刑務所にいろ。でも、金さえあれば好きなことをしていい。ただし看守さまをブッタの代わりに拝みなさい。
 こういった図式だ。

 俺が話をした彼は、もう本当に懲りた、早く外に出たいといっていた。そして、彼は将来の夢を語ってくれた。それは
日本とバンコクで貿易の会社を起こすことだといっていた。
終身刑である彼が、シャバに出ることをあきらめずに将来の夢を語ってくれたのには、熱くなるものがあった。

 タイという国は、殺人やレイプの場合13年から2年の刑だ。中には、賄賂で免れるケースもある。レイプ犯が恩赦をもらうと刑が10年だとしたら、5年に減刑されるという。
しかし、ドラッグで捕まった多くは死刑、または終身刑
が大半。ドラッグの恩赦の場合は刑期の6分の1だという。(たしか)。

 ここで、ドラッグより殺人の方が罪が重いという議論は置いとく。しかし、ドラッグを用法容量をしっかり守ればけして悪いことばかりではないと思ってる。

 一番大切なのは、一度犯した「過ち」でも、何度となく人間にはやり直すチャンスがあるってことだ。それをさえぎる事は誰にもできない。神様だって看守様だってそれはできない。

 今回、彼らに俺はなにができるか考えた。今、彼らは、話し相手を滅茶苦茶欲しがっている。彼らの多くは、面会が一年に一回あるかないかだといっていた。また、日本語の本や雑誌が非常に欲しいと語っていた。
 だから、俺と検事を目指す邦人学生と二人で、彼らに会いにいってくれという募集のビラを作った。そして、邦人がたまりそうなカオサン内の場所にビラを貼った。少しでも多くの人が彼らの元を訪れるといい。そして、ドラックで捕まる人が減ることを願った。

 俺は、検事を目指す彼に、かつて自分が反戦デモで不当にパクられタコ殴りにされた時の話をした。そのとき、担当の検事に怒鳴られ罵られた話もした。彼は検事に暴力的なイメージがないようで驚いていた。
 彼には人権を守ろうとする姿勢があった。また、タイの刑務所内の人権のなさをみて、改めて人権の重要性を感じると語っていた。そんな彼のビラ撒き活動家デビューを見届けられうれしかった。彼は、僕もデモに行きたいといっていた。でも、もしあんたがデモにいったら、ほんと検事になれんよって、二人で爆笑した。彼みたいな人権を重視する検事がいるなら、日本の司法もまだまだ捨てたもんじゃないって思った。

 最後に、面会した彼からのアドバイス。タイでは、例えドラックやバクチを自分がしていなくても、その現場に一緒にいるだけで逮捕される。その後は、裁判官の気分次第で終身刑だ死刑だ無罪だのっていう適当な話。だから、その場にいないことが一番だといっていた。こればっかりは、本当シャレにならないから、この忠告は聞いたほうがよいと思う。また、他の国でも情報をたくさん仕入れてからドラックの摂取を試みた方がよいと思う。彼の身をもったアドバイスをしかとうけとめた。

 
 バンクワン刑務所への行き方。

カオサン付近のチャオプラセー河の船乗り場(banglumpoo pier)から上流へ向かって終点「ノンタブリ」まで船でいく。
ノンタブリ船乗り場を背に、直進、一つ目の角を左折。直進してちょっと歩くと右側にある。

 刑務所での手続き

面会日は月曜日と水曜日、9時からと1時から。受付でビルディング2といえばいい。面会者名の欄は「ビルディング2」にいる日本人を出してくれとつげれば平気。もしも、面会者が
4人いたら、4人の滞在者と会える。ぜひ、集団面会を!

※ いらなくなった本や雑誌などが大変よろこばれます。また
飯は一日一食(ごはんとスープ)だけなので食べ物の差し入れも喜ばれます。手ぶらでも構いません。とにかく、人とのコミュニケーションが一番欲しいようです。
 

 日本から本や手紙も遅れます。どうぞよろしくおねがいします。バンコクに行く方は、観光スポットのひとつにいれてください。

BANGWANG CENTRAL PRISON
117 MOO3 MONTHABURI 1.RD
TAMBON SUANYAI AMPHUR MUEANG
NONTHABURI 11000(POST CODE)

TEL 02-526-0896
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Comments

明日の月曜日に面会に行ってみようと思います。
一人旅なので、一人にしか面会できないと思いますが。このブログが大変参考になりました。どうもありがとうございます。

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プロフィール

志賀直輝 

Author:志賀直輝 


志賀直輝 a.k.a. kitou seishi


海外逃亡をへて4年ぶりの糞賃労働の日々。パートナーの出産と共に主夫強制引退。現在は、育児と保守的な職場内で闘争実施中。近い将来は、子連れ狼になりたい。


と思っていたが、原発事故によって一寸先は闇、現在、原発猛反対中。文字通り、お先まっくろ(アナキスト)でございます。どいつもこいつも、金、金、金、みんなでアナーキーに生きるしかない!原発や原爆の原料になるウランのある山を畏怖し近かづかなかったインディヘナたちは、7世代先の子どもたちのことまで考えていたらしい。っていうんだから、アナーキーかつインディヘナなように!

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