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シコシコアナキスト日誌

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ぶっとい草の根運動・楽しい収穫祭・西ヨーロッパ・スクウォッター編

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 今年の7月、北海道の洞爺湖 でG8サミットがある。G8サミットは金のある国フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ、ロシアの8カ国の首脳だけで世界経済の動向を話しあっているらしい。G8サミットに参加できる国は、世界人口の14%しか占めていない。また、このサミットに意見を反映できるのは 多国籍企業経営者など招待された少数の人びとだけという。それ以外の大多数の国や一般の人間の参加はできない。
 今、この貧困の格差をますます広げるG8サミットに反対する連帯と行動が世界中に広がりだしている。

 私の日本の友人たちも今、G8サミットに反対する行動と祭りを準備している。その内の数人がヨーロッパ各地でNO-G8サミット・インフォツアーをやるという。こんなチャンスはないと中東にいたわたしは、彼らのツアーに同行させてもらうことにした。というか半ば、勝手にくっついてゆくことにした。

 以下、私の書きとめた日記を簡単に書きます。NO-G8のインフォツアーやプレゼンテーションは非常によかったです。この日記では各地のアナキストやスクウォッターを簡単に紹介したいです。長文駄文で申し訳ないですが、是非読んでください。

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▲アムステルダのスクウォッティングハウス

3月12日、エジプトからアムステルダムに飛ぶ。飛行機の隣の席だったノルウェーのおっさんと仲良くなる。空港からアムステルダムまでただで連れて行ってもらう。わたしは仏教修行者でアナキストだと嘯くと、おっさんは50ユーロ(8000円)とビールと飯をくれる。2日後、成田くんとタクくんと合流する予定のアムステルダムのスクウォッティングスクハウスのBARに向かう。エジプトであったドイツ人のおっさんが、NO-G8のビラを見せればスクオッティングハウスならどこでも泊まれるぞっていうので、NO-G8のTシャツに着替えてゆく。スクオッティングハウスのBAR「Vrankrijk」 (www.vrankrijk.org/) に着くがまだ開いていない。仕方なく近くの喫茶店へゆく。ビールを頼むと、ここはマリファナを吸う店だと言われる。そこでアムステルダム名物のマリファナが合法的に吸えるコーヒーショップだと気がつく。ジョイント一本7ユーロ(1100円ぐらい)。高くて手がでないので普通のコーヒーを一杯頼む。コーヒー一杯が2ユーロ(320円)。コーヒー一杯分がさっきまでいたエジプトの安宿二泊分。


 コーヒー一杯で数時間、BARが開くのを待った。NO-G8のインフォツアーだし、さぞ歓迎されるだろうと思って行ってみると意外とそっけなかった。仕方ないのでしばしビールを飲んだ。しかし一向に歓迎されない。ようやく自体が飲み込めたので自分で寝床探しを始めた。数人に眠るとこはないかと聞くがいい返事がない。そういえば、都会のスクウォッターは私みたいな宿無しの旅人を腐るほど相手にして疲れきっていると聞いていたし、場所によっては泊めてくれないらしい。寝床は諦めてビールを飲むことに集中した。数時間後、宿探しを諦めた私に見かねたバーテンの女の子が友人のスクウォッター を紹介してくれた。その彼はPUNKSでアナキストだった。彼らは運搬用の漁船をスクウォットしていた。さっそく家(船)に向かった。船には「SMASH THE G8」と海賊のドクロの垂れ幕が下がっていた。海賊でアナキストといえば、思い出すのは我らのキャプテンハーロック。思わず勃起した。
 廃墟だった船内に自分たちでキッチンを増築。トイレ、上下水道は元からあったのをうまいこと直したようだ。 
 ちなみにこの船の持ち主は、現在タイに住んでいてる。船を占拠されていることに何もいっていない。持ち主が裁判所に訴えない限り、彼らはここに住み続けられる。そんな感じのスクウォッティングハウスがアムステルダムだけでも200件以上あると語っていた。彼らはこの船に3年住んでいる。金のない若者たちに居住費用が掛からないだけで一体どんなに生活は楽になり、自分のやりたいことにその分時間が費やせるだろうか?

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▲海賊スクウォッティングハウス

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▲「SMASH THE G8」のバーナーと海賊船

3月13日、住人のPUNKS二人にアムステルダムのアナーキースポットに連れて行ってもらう。三人で自転車で街を走った。アムステルダムは自転車専用道路があるのが非常にすばらしい。車が一番肩身が狭いってのが魅力的だ。
 まずは、フリーマーケットにいった。マーケットにはマリファナグッツ関係からアダルトビデオ(ゲイ・レズ、デブ専、獣姦、ハードコア各種)。グラフティ用のスプレー。観光客の土産。古着、食器、古道具などがいろんな物と一緒に青空の下並んでいた。子どもから老人までいろんな人種が歩いていた。本当の意味でなんの規制もないフリーなマーケットだった。
 その後、アナキスト・ブックショップへいった。たくさんのファンジンやミニコミ、相当数のアナキズムの文献、思想本各種が並んでいた。地下には、Tシャツ専門店が入っていた。

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▲覆面する店員

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▲アナキスト・ブックショップ店内

 その後、各地のスクウォッティングハウスに連れて行ってもらった。夜は「FOOD NOT BOMBS」(http://www.foodnotbombs.net/)関係の人間が運営しているらしい店「MOLLI」に行った。この店では毎日真っ黒な服を着た連中がみんなそろってビーガン料理を食べる。ビーガン料理は肉はもちろん卵やチーズも食べない。また動物製品は一切使わないというとてもやさしい思想なのだが、彼らの見た目はチンピラか右翼の構成員のようなイカツイ風貌だ。
 その店でアンチファシスト(長年に渡りアナキスト・パンクス・スクウォッターたちはファシスト(右翼)・スキンヘッズ(ネオ・ナチ)たちと対決しつづけている)の雑誌なんかを読んでると、アンチファ・アナキストの敵であるファシストたちの写真が載っている。みんなスキンヘッドで黒い軍服を着ておっかない顔をしている。しかし、雑誌に乗っているファシストの連中と店にいるアナキストたちの風貌がどうも同じに見える。アンチファシスト・アナキストの中には髪型がスキンヘッドの人も多い。なんだか、見かけだけじゃどっちがどっちだかさっぱりわからない。それに最近ではファシストのスキンヘッズたちもゲバラのTシャツを着て髪の毛を伸ばしているらしい。こうなると見た目だけではアナキストたちも区別がつかないらしい(アンチファ談)。

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▲ビーガン食堂「MOLLI」と「FOOD NOT BOMBS」

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▲海賊船の室内

3月14日。チャリでアムステルダムを巡る。一列に並んだ建物に売春屋の飾り窓があって、その中にたぬきのようなおばちゃんがいたかと思うと、マリファナが吸えるコーヒーショップがあったり、幼児の通う保育所があったり、スクウォッティングハウスがあったりする。街にはアダルトショップ屋も目につく。でも、なんらいやらしい感じがまったくしない。自然ととけあっている。むしろこの自然さが不自然にも感じた。ここまでおおっぴらに混同できるのもよっぽど行政がしっかり管理しているんだろうと感じた。それがいいのかわるいのかはわからない。新宿の小便臭い感じはそこにはなかった。
 夜、再度BAR「Vrankrijk」に行く。そこで、2年ぶりに成田くんと再会した。うれしみのあまり射精した。北海道のG8サミット(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/summit/toyako08/)や反G8行動(http://a.sanpal.co.jp/no-g8/)についてタクくんがプレゼンテーションをしていた。G8サミットの説明の他に日本の現状なども話をしていた。特にインターネットカフェ難民についてはみんなすごく興味をしめしていた。それから、アンチファシズムの運動が盛んなだけに日本の右翼、靖国神社反対運動もすごく注目されていた。プレゼンの後はライブが行われた。アムステルダムのPUNKSやアナキストたちが300人近く集まっていた。


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▲プレゼンテーション

 その後、いろんな人たちと話をした。中には世界の貧困を拡大させる企業や食文化や原生林を破壊するマックなどを襲撃する方法などを伝授してくれるPUNKSもいた。これは完全に極秘で行動しなくてはいけないと言いながら、酔っ払ってキマリながらベラベラ話すんだから極秘もくそもない。
 パーティーは朝方まで続いた。わたしはひたすら、ただビールをいただいた。

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▲パーティ

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▲移動式インフォショップ「Irregular Rhythm Asylum」

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▲この晩宿泊した綺麗なスクウォットアパート

3月15日、電車でベルギーのAntwerpに向かう。Antwerpのアナキストたちは数人だけで廃墟になったキリスト教の教会と元修道院を3年前からスクウォットしている。名前はKievitsnest という。教会の中の奥の部屋に隠れ家のようにBARがある。さらに奥にゆくと中庭があって、向かいに元修道院がある。そこにはホームレスたちが住んでいる。またスクウォットされた教会は地域の人たちに開かれている。廃墟になって閉じていたので、改めてお祈りに来る人、演劇家たちの練習場または発表の場、地域の子どもたちに開かれたイベントなどの場になったいる。

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▲スクウォットされた教会=地域に返された共同空間

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▲綺麗なステンドガラス

 また彼らのアナキズム・スクウォット活動にはいろんな顔ぶれが参加している。最年長は70歳近い元反ナチスのパルチザンゲリラのじいさん。戦時中のナチスとの戦闘の話をしっかりと聞かせてもらった。

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▲パルチザンじいさんと記念撮影

 また行政との対峙も必要でいつ立ち退き命令があるかわからない。そのためにも彼らは地域の人たちの支持・交流が必出となる。地域の支援・支持がなければたちまち行政につぶされてしまう。
 イベントは早めに終わったが、わたしはいつまでもただ酒にあずかった。しかしベルギーのビールは格別にうまい。

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▲黒い同志たち

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▲スクウォット修道院

3月16日、昨日合流した成田くんの友人・ルーカスの車でベルギーのLiegeに向かう。会場はCasa Nicaragua (http://casanica.org/)。ここはスクウォットなのか不明だが、飲み屋の売上の一部をニカラグアの子どもたちの教育に当てている。ここのメンバーたちは、MAYDAYのときスーパーマーケット内で仮装して祭りをやりどさくさに食料を大量に持ち帰ったりしている。
 そして、この日は6ヶ月前からLiegeで結成された「FOOD NOT BOMBS」のPUNKSたちがビーガン料理をもてなしてくれた。私はいつものように大量のビールをいただいた。もう一度書くがベルギーのビールは格別にうまい。

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▲LIEGEの「FOOD NOT BOMBS」

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▲移動中、トイレで大人の玩具自動販売機発見!和物!

3月17日、ドイツのKOLNのルーカスの家に移動。この日はオフ。だからしこたまビールを飲む。ついにただ飯とただ酒だけ食らう私に「口減らし」という時代錯誤の恐ろしい仇名がつく。なにかあるたびに「口減らし」されるよと成田くんに脅される。

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▲KOLN・PUNKS愛飲「HANSAビール」

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▲ルーカス作品「どうすればいいの」

3月18日、「口減らし」されそうな身分だけど激しい二日酔いに陥る。KolnのBauwagenplatz (www.myspace.com/wemgehoertdiewelt)に行く。ここはキャンピングカーに暮らすPUNKSやアナキストたちのコミュニティーだ。真ん中に遊牧民の家・ゲルのような小屋がある。ここでライブやイベントをやる。外のドラム缶で焚き火をする。演劇用のトラックもある。犬が何匹もいる。

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▲キャンピングカー・アナキスト・コミュニティー

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▲Bauwagenplatzの焚き火

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▲劇場のような舞台

 このツアーでひたすらただ飯とただ酒を食らう私についに仕事が入った。わたしはルーカスたちと一緒にビーガンラーメンをつくった。ラーメンの名前は「ASSI(味)RAMEN」日本語に直訳すると「反社会麺」。あまりうまそうな名前ではないが味はなかなかよかった。このコミュニティーが居座る地面は元々ガソリンスタンドで地盤が毒されているらしい。もしも新しい建物を建てるなら地面を修復しないといけないという。修復費用をかけてまで、誰かが何かをつくろうとしないから、彼らは住み続けられる。このコミュニティーができて今年で16年になるそうだ。

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▲独逸名「ASSI(味)RAMEN」和名「反社会麺」2ユーロ

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▲ビールと焚き火とPUNKS

3月19日、ドイツ・Freiburg・KTS (www.kts-freiburg.org)へゆく。ここの スクウォットハウスはとてもでかい。大学の寮のような感じだった。地下にはライブハウスがあり、アンチファなどのメディアセンター、大きな交流スペース、BARなどが入っている。2004年に鉄道会社が回収しようと試みるがアナキストたちが大規模な反対運動を起こし阻止したという。今年でスクウォット歴14年目。

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▲KTS

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▲ポゴビール・ジャケが踊るPUNKS

3月20日、スイス・Lausanneへゆく。イタリアの父と日本の母を持つアナキストにCIRA (www.anarca-bolo.ch/cira/)に連れて行ってもらう。 ここには世界中のアナキズムの文献が置いてある。大木に囲まれた静かな土地にこの図書館はある。世界中からアナキストたちが文献を読み漁りに来るようだ。この家を管理するのはマリアンヌという粋のいいおばちゃん。若者アナキストたちと一緒に切り盛りしている。ここでもやはりただビールをいただく。 

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▲アナキスト文献センター「CIRA」

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▲CIRAの図書館内

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▲日本オールドスクール・アナキズム新聞

 プレゼンは、Espace Autogere (http://squat.net/espaceautogere/)でやる(毎回そうなのだが、プレゼンするのは私ではなくタクくんと成田くん、わたしはただ・ただビールを飲む)。ここは行政と交渉して家賃を払っていない。地域の中で文化交流センター的な役目をしている。運営は自主管理。毎週、木曜日はビーガン料理を安く出している。一食5ポンド(500円ぐらい)。外のレストランだと20ポンド(2000円)ぐらい。ちなみにスイスでは自炊しても6ポンドぐらいするという激高。裏庭には、かつて自分たちで作った藁の家があった。しかし何者かに放火されてしまった。

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▲Espace Autogere

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▲CIRAのマリアンヌさん

 プレゼン後、地元の人の家にゆく。生活保護を受けてるらしいのだが、あまりにも綺麗な家に驚く。そしてみんなで「デザート」というスクウォッティングハウスにPUNKのライブにゆく。ここは普通の民家の家を占拠した感じだった。中には真っ黒いPUNKSやアナキストたちが賑わっていた。普通の部屋の中にライブハウスがあって、酒を出すカウンターがある。これといってステージもなく、みんなでぐちゃぐちゃモッシュした。
 またキッチンには色んな奴が溜まっていて、手作り料理や自家製ビールなどを飲んだ。

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▲Reithalleのインフォショップ内

3月21日。スイス・Bern・Reithalle (www.reitschule.ch/)にゆく。ここは元々、馬の厩舎だったとこをスクウォットしている。建物自体は1897年からと非常に古い。行政が何度か潰そうとしてきて過去4回、存続の有無を問う住民投票をしている。その結果毎度スクウォットハウス存続が支持されてきた。さらに当人いわく行政から3億円(?)の支援をうけ建物内には巨大なクラブ、小奇麗なBAR、小洒落たレストランが入っている。しかしこのレストランは一食1800円とか2000円とかする。同じスイスでもロザンヌの方は500円でやっている。またクラブの入場料も2000円もする。割高の原因のひとつとしてこのクラブは世界中の売れっ子DJやアーティストを招いている。つい先日も日本からDJクラッシュが来ている。ギャラは28万円だったという。

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▲BARでプレゼン

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▲巨大クラブ

 私個人としてはどう考えても汚くても安い方がいい。これでは金のないやつがいけない。
 しかし、そんな高級志向の中にも油くさいアナキスト・インフォショップがある。ここだけはなにか違う空気が流れていた。プレゼン後このインフォショップでディスカッションした。私が参加してる限りここの人たちが一番議論していた。途中、表に警察が来てるということで一斉にみんなおおはしゃぎ。
 レストランやクラブの値段は高いが、勢いはすごくあった。私は高い高いと文句をいいつつもオーガナイザーに媚ってただ酒を飲んだ。ただより有難いものはない。

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▲厩舎を思わせる屋根

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▲Reithalle内のインフォショップ

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▲厩舎を思わせる廊下

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▲素敵なスローガンたち

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▲入り口には赤黒旗

3月22日、フランス・Dijon・Tanneries (http://squat.net/tanneries/)へゆく。ここは元々、倉庫や工場があったとこをスクウォットしたようだ。倉庫を改造してつくった中にBARやライブハウスがある。別棟には大きな交流スペースもある。その中には巨大なテントが張ってある。いらなくなった服も置いてあり、服が無料でもらえる。ほとんどのスクウォットハウスにこういう無料の古着が置いてある。わたしの下着はそこからいただいたものだ。ありがたい。
 さらに、フランスのうまいワインとビーガン料理をいただいた。地元のワインをしこたま飲んだ。ちなみにここは スクウォット歴10年ぐらいになるようだ。

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▲Tanneries

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▲アナキスト街宣車

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▲ライブハウス・BARとは別の交流スペース

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▲無料でもらえる古着と大きなテント

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▲場所によっては雪

3月23日、連日の飲みすぎにさすがに疲れが出る。スペインのBarcelonaに向かう。夜中に到着。喫茶店に入ると、酔っ払いのおっさんから安ワインをもらう。彼もアナキストだと語っていた。その後、韓国人の李さんの安宿へゆく。部屋について一泊しかしないというと接客態度が急変。無料だという白米、キムチ、インターネットが禁止され、翌日早く追い出される。しかし李さんは下ネタしか話さない(話せない)おもしろいおじさんだった。

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▲バルセロナのポスターと落書き

3月24日、filastine( http://filastine.com/)が居候しているバルセロナのスクウォットハウスにゆく。さらに、バルセロナの街を観光。その後、ハプニングのYさんと合流。2年ぶりの再会。喜びのあまりまた射精してしまった。そして、NO-G8のラジオ出演のため、ラジオ・BRONKA(http://www.radiobronka.info/)へゆく(何度も書くがわたしはただ・ただ酒を飲むだけ)。そこには私と似たようにただ草を吸ってるだけのおじさんがいた。放送中は裏で二人で話をしていた。なにか他人ではないような気がした。

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▲ラジオ「BRONKA」でインタビュー風景

3月25日、日中はバルセロナのCNTの本屋さんへゆく(CNTについては以下参照。)。(http://www.ne.jp/asahi/anarchy/anarchy/faq/faqa52.html#seca56Can Masdeu)また、アナキスト・ブックショップにもゆく。

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▲バルセロナのCNT

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▲CNTの本屋さん

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▲バルセロナのアナキスト・ブックショップ


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▲日本オールドスクール・アナキズム

夕方、Can Masdeu (www.canmasdeu.net/)にゆく。ここは、元々ハンセン病の病棟だったところで、小さな山の中に位置する。スクウォットした建物のまわりには、畑がたくさん並んでいる。彼らは自給自足している。また、なるべく電気を使わないように洗濯機に自転車がくっついて、こぐと洗濯機がまわる仕掛けになっている。お湯は太陽の熱で温められる。排便は畑の肥やしになる。自家製ワインからジュース、パン、豆腐などもつくっている。完全な自給自足、電気を全く使わないわけではなく、適度に無理をしないスタンスなのが長く続くポイントのような気がした。毎週かかさずミーティングも行っているようだ。

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▲Can Masdeu入り口付近の落書き

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▲入り口の看板

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▲自家発電洗濯機

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▲木工室

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▲なぞのマシーン

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▲古着交換スペース

 と、ここへ来て思い出したのが、禅寺での生活。案内してくれてる兄さんと話しをしてみると、彼は仏教徒で禅が好きらしい。毎日、瞑想しているらしい。ここにきて仏教とアナキズムの混合を見てわたしはやはりまた射精した。ほかの人とも話してみると彼は日蓮宗だという。来たなーと思ってSOUKAか?と聞くとSOUDAと答える。なぜか欧米のアナキストで創価学会員のケースがある。過去3度会った。やはりここでも、わたしは日蓮は素晴らしいけど創価学会・公明党はアメリカ政府を支援しているし、仏教徒は完全に非暴力・戦争反対の立場だというと、彼は創価と公明党は別組織だという。いつも聞く同じ回答に驚かされる。と、信心は自由だしその辺で話をやめる。が、向こうは話したがる。
 この日は、プレゼンをいつも横から傍観して酒だけ飲んでる私にも仕事ができた。巻き寿司と煮込みうどんを振舞うことになった。うまくできた。お礼に自家製ワインをしこたまいただいた。

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▲自家製パン作り

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▲肥やしとなる便所

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▲畑内の落書き

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▲自然がいっぱい

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▲わんちゃん

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▲Can Masdeu


3月26日、マドリードのE.P.A.にゆく。ここは比較的新しいスクウォットハウス。元はアパートのような大学の寮のようだった。この建物内にはBARがあって、勉強会をやれるスペースなどもあった。そんな彼らは、G8反対行動のポスターを町中に貼り散らしていた。
 プレゼン後は、活動家やアナキストが溜まる飲み屋にいった。世界中どこへいっても酔っ払いは同じだ。この晩、マドリード市内の廃墟のアパートをスクウォットする予定だというアナキストたちがいた。飲んだ後のスクウォットはどんな味がするのだろうか。

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▲E.P.A.でのプレゼン風景

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▲路上に貼られたG8反対ポスター

3月27日、この日、朝早く成田くんが日本へ帰った。朝、見送るとき貧乏人の成田くんが私に個人的にカンパをくれた。私は二日酔いだったけど泣いた。金がないのに分け合うことの喜びに泣いた。私も金がない人がいたら改めて少しでも分けてゆこうと思った。これを相互扶助っていうのだろうか。助け合い。GIVEくんとTAKEさん。
 その後、タクくんも日本へ帰った。こっちのカルチャーに則りお互いキスをした。彼のプレゼンは日に日にうまくなっていた。素晴らしい仕事っぷりだった。
 この日は、地元のアナキストたちにマドリードの街を案内してもらった。Yさんと一緒にCNTやアナキスト・ブックショップへゆく。どこもすごいのだが、とりわけスペインのアナキストの文献の多さに驚愕した。その後、アナキスト新聞紙「DIAGONAL」にゆく。続いて、フェミニストの本屋さん、交流スペース。そして、昨晩スクウォットに成功したばかりのアパートへいった。長年廃墟になっていたので、みんなせっせと掃除していた。この建物はとてつもなく広かった。数ヵ月後にはきっと素敵な文化センター兼金のないやつ等の居住地になっていることだろう。

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▲マドリードのCNT

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▲マドリードのアナキズム・ブックショップ

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▲アナルコ・フェミニストの本屋さん

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▲昨晩スクウォットティングに成功したアパート

 正直、連日スクウォットハウス巡りにもお腹いっぱいになってきた。それに飲み疲れもかさんできた。だから帰ってYさんとワインを飲んだ。その晩、私はYさんと別れた。Yさんはこれから北欧に向かう。私は、フランスに飛んだ。

そして、今はフランスのパレスチナで同じ釜の飯を食っていた友人のとこに居候している。
ここは全く働かないラスタファイの友人と、引きこもりで安定剤を飲む次男と、一日中酒を飲む母親が暮らしている。しかし、この家族は金があまりないのに惜しみもなく飯と布団と酒を分けてくれる。

今回の旅で共通しているのはこれだ。みんな金がないのに、分け合うことだ。飯をくれ、酒をくれ、寝るとこをくれる。それがどこへいっても同じだったこと。これに感動せずにはいられない。アナキズムとかイズムをつける以前の人間の知恵。簡単には言い切れないけど、人はやさしいし、もっとやさしくなれる気がした。眠たい言葉かもしれないが、今は本当にそう思う。この連鎖を続けないといけないと思った。

それから、スクウォッティングの存続の重要な点は地域社会に溶け込むこと。地域を巻き込むこと。地域の支持・支援を受けることが大事な気がした。また、同時に頭から行政と対立するのではなく交渉を持つということ。交渉能力を身に着けること。これもすごく重要なことだと感じた。ケースバイケースで場所によって状況はもちろん変わる。しかし、共通して使えるやり方はたくさんあると思う。

反G8宣伝ツアーは終わったが、私は反G8のポスターを持ってこれから当分ヨーロッパを巡るつもりだ。
この場を借りて、成田くん、タクくん、吉田さん、本当にお世話になりました。股間はあがりっぱなしですが、頭がさがりません。あ、あがりません。また、各地のアナキストやスクウォッターの同志、一宿一飯の恩義はけして忘れません。ありがとう!ビバ・アナキズモ!
 今回得た種を日本に帰ったら撒きたいと思う。ぶっとい草の根運動。楽しい収穫祭。

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▲銀行の窓に貼られた反G8ポスター

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▲昨夜スクウォッティングされた巨大アパート

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▲警察が入ってこないためのガード


●西ヨーロッパ・スクウォッター・フォトグラフ
http://mixi.jp/view_album.pl?id=13625025&mode=photo
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プロフィール

志賀直輝 

Author:志賀直輝 


志賀直輝 a.k.a. kitou seishi


海外逃亡をへて4年ぶりの糞賃労働の日々。パートナーの出産と共に主夫強制引退。現在は、育児と保守的な職場内で闘争実施中。近い将来は、子連れ狼になりたい。


と思っていたが、原発事故によって一寸先は闇、現在、原発猛反対中。文字通り、お先まっくろ(アナキスト)でございます。どいつもこいつも、金、金、金、みんなでアナーキーに生きるしかない!原発や原爆の原料になるウランのある山を畏怖し近かづかなかったインディヘナたちは、7世代先の子どもたちのことまで考えていたらしい。っていうんだから、アナーキーかつインディヘナなように!

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